当たり前を問い直してみると
哲学とは、「日常にある当たり前を問い直して、新たな価値観を生み出すこと」と言えます。
では、なぜ問い直すのか。
それは、その根底には「より良いものは何か」を問い続けるというマインドがあるからと言えると思います。
例えば、平和という概念は人それぞれ違うかもしれません。ある人は平和だと感じていても、他の人にとってはそうは思えない。一方ではそうでも、もう一方ではそうではない。それなら、お互いにとって最大限な平和な状態を模索していく必要がでてきます。
大切なことは、模索し続けていくということ。平和も教育も完成形はなく、模索し続けていくものなのではないでしょうか。
日本の公教育システムは批判されるばかりのものではなく、良い部分もあると言われています。(その「良い」も根拠を合わせる必要があると思いますが)
今行われている良い部分も認めつつ、さらに良くなるために問い直していく。
教育の最上位の目的は何か。そのための手段はどういったものが良いのか。
哲学によって新たな価値観が生まれ、終わりがない問いを問い続けることで、より良い教育、社会が育まれていくのかもしれません。